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疲労と倦怠感の違いとは?

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2024年07月22日

 

最近、コロナにかかったという話をちらほら耳にすることがあります。また、感染者の数が増えているという記事も目にします。COVID-19が5類に分類されてから、具体的な数字が見えにくくなりましたが、どうやら感染者が増えているようです。そこで、厚生労働省のホームページを訪れて調べたところ、興味深いページを見つけました。

新型コロナウイルスといわゆる後遺症

厚生労働省のページには「新型コロナウイルス感染症に感染された方へ」というタイトルで、長引く症状、いわゆる後遺症について説明されています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00402.html

最近では「ロングコビット(Long Covid)」という言葉が使われていますが、一度感染した後、症状が長期間続くケースが増えています。

特に「疲労」と「倦怠感」という症状が最もよく報告されています。これらの症状について、少し詳しくお話ししたいと思います。

 

疲労と倦怠感の違い

まず、「疲労」とは、過度の肉体的および精神的活動、または病気によって生じる独特の不快感や休養の願望を伴う身体の活動能力の減退状態を指します。つまり、休みたいから動きたくないという体の状態です。例えば、週末にお父さんが家族サービスで遊びに行き、子供たちに連れ回されて疲れ果てて「休みたい」「動きたくない」と感じる状態が「疲労」です。

一方、倦怠感はこの疲労状態で感じる自覚症状、「だるい」「動きたくない」という感覚を指します。つまり、まず疲労が来て、その後に倦怠感が感じられるのです。

 

疲労の原因と対策

過度の運動をすると、私たちの体が恒常性を保つために必要なエネルギーが不足し、体を維持するためのエネルギーが運動に使われてしまいます。その結果、体は「休養が必要だ」と訴えてきます。これが疲労の原因であり、倦怠感の正体でもあります。

通常の活動を行った場合、このエネルギー不足を補うためには時間がかかります。そのため、体は休養を求め、「恒常性」を保つために休もうとします。休養を取ることで、少なくなったエネルギーの供給を戻し、疲労の状態を改善します。早ければ1日、遅くても4、5日で回復します。

 

ロングコビットの症状と対応策

しかし、1週間経っても2週間経っても、3週間経っても疲労感や倦怠感が抜けない場合は、通常の疲労とは異なる理由が考えられます。つまり、何かしらの病気を患っている可能性があります。

厚生労働省も、新型コロナウイルスに感染した後、症状が長引くケースがあると指摘しています。その場合は、かかりつけの医師や地域の医療機関に相談してください。ロングコビットの症状が続く場合は、専門医に診てもらうことが重要です。適切な診断と治療を受けることで、症状の改善が期待できます。

 

疲労と倦怠感に対するセルフケア

疲労や倦怠感を感じたときには、以下のセルフケアが効果的です。

1. 十分な休養を取る

疲れたと感じたら、無理をせずにしっかりと休むことが大切です。睡眠を十分に取り、体をリフレッシュさせましょう。

 2. バランスの取れた食事を摂る

栄養バランスの良い食事を心がけることで、体のエネルギーを補給しましょう。特に、ビタミンやミネラルが豊富な食材を積極的に取り入れることが重要です。

3. 適度な運動をする

軽い運動を取り入れることで、血行が良くなり、疲労回復に役立ちます。ただし、無理のない範囲で行うことが大切です。

 4. ストレスを管理する

ストレスは疲労や倦怠感の原因にもなります。リラックスできる時間を作り、ストレスを軽減する方法を見つけましょう。ヨガや瞑想なども効果的です。

 

疲労感や倦怠感が続く場合の対処法

もし、疲労感や倦怠感が続く場合は、ぜひお近くの病院やかかりつけの医師に相談して、自分の状態を確認し、適切な対策を講じてください。

今日は「疲労」と「倦怠感」についてお話ししました。どちらも似ているようで異なる症状ですが、しっかりと理解し、適切に対処していきましょう。健康な生活を送り、毎日を元気に過ごすためには、自分の体の声に耳を傾けることが大切です。

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このブログ記事では、疲労や倦怠感に関する情報を提供し、健康管理の重要性についてお伝えしました。特に、新型コロナウイルスに関連する長引く症状についての理解を深めることができましたでしょうか。これからも健康に関する有益な情報をお届けしてまいりますので、ぜひご覧ください。